
高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 風
2016/03/17 (Thu) 08:22:57
はじめまして。当方、高精度パワーアンプ+パワーアンプ電源基板に興味を持っており、お知恵をお借りしたく記入させていただきます。
当方はそれほど大きな出力を必要としておらず、インピーダンス8Ω(能率80dB)のスピーカーを使用することを前提に、最大10Wx2程度の出力が得られればよいと思っています。
そこで質問なのですが、部品表に記載されたトランジスタのうち、PA基板の2SA1015/2SC1815を2SA970/2SC2240に、また出力段の2SA1943/2SC5200を2SA1941/2SC5198(ないし2SA1940/2SC5197)に変更して、雑音の改善と直線性のよい領域で使用することができるようにする方向で検討したいと思うのですが、電流量の制限等に問題が出ないかが分かりません。
トランスは、電流増幅段に24V3A、電圧増幅段に30V0.3Aを用意するつもりです。
この掲示板の諸先輩の方々から見て恥ずかしい質問とは思いますが、ご意見をうかがえますと幸いです。よろしくお願いいたします。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - ヒロ
2016/03/17 (Thu) 22:14:29
いづれの選択も容量的には問題ないと思いますよ。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 風
2016/03/18 (Fri) 08:58:51
ヒロ様
ご返信、ありがとうございます。
アンプのようなトランジスタを多用する回路は、いまいち理解ができなくて、つまらない質問を致しました。申し訳ありません。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 福島の球使い
2016/03/18 (Fri) 10:32:09
風さま
80dBと能率の低いSPだと,パワーが必要なので,書こうか
どうか迷ったのですが....
10W程度で充分であるのなら,トランスはもう少し電圧を下げてもいいように思います.そのままでも問題ないと
思いますが...
Q10/14は,TTC004/A004のような新しい素子も良さそうで
す.Q18/19は,2SC5171/A1930をおすすめします.ここも
004/A004も候補になると思います.
終段は,サンケンのLAPTも候補になるかと思います.秋月
に何種類かあります.そのあたりはお好みで.
がんばってください.
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 風
2016/03/18 (Fri) 12:44:27
福島の球使い 様
ご助言、ありがとうございます。
スピーカーは、イクリプス(旧富士通テン)のおかしな形?をしたTD307MK2A(定格12W)で、ニアフィールドリスニング環境で使っているため、大きな音は不要だし、大きな入力もできません。そこで小さな出力領域で特性のよいものがいいなあと思いつつ、今使用しているデジタルアンプでは活かしきれないので、小型のよいアンプを使ってやりたいという意図です。
安全志向で情報も多い東芝のトランジスタを選択していますが、サンケンのトランジスタは自作オーディオ的に興味をそそられています(少し冒険してみようかなと思わせるものですね)。ただ、今までDACやHPAの製作経験はあるものの、トランジスタを本格的に使用したものは経験がなく、回路図を理解するのに知識が不足しているため、推奨部品から大きく外れた選択ができずにいました。
ご助言いただいたQ10/14、Q18/19はデータシートを見て検討し直してみます。また終段ももう少し考えてみようか、と前向き?な気持ちになりました。自作をする人が自分の周囲にいないため、たとえ厳しいものでも助言いただけるとありがたいです。
頑張ってみます。ありがとうございます!
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 福島の球使い
2016/03/18 (Fri) 13:57:05
風さま
SPの定格(12W)以下になるようアンプの最大出力を決め
るのはよいとは言えません.10W未満の最大出力のアンプ
をクリップさせるほうが,SPを飛ばす可能性は高いとお
もいますので,20Wくらいに余裕を見て設計されるほうが
いいと思います.それでも高品位な小出力アンプの分類
になるかとおもいます.
ニアフィールドリスニング環境ということなので,
実際は数Wしか出力されないのですが..
秋月のサンケンのLAPTですが,2SC2837/2SA1186と2SA1386A/2SC3519Aです.データシートの上のほう
にLAPTと書いてあります.秋月のページにある通常の検
索機能でLAPTと検索しても引っかかりません.
MT200パッケージだからLAPTというわけではなく,秋月
にはMT200パッケージのLAPTはありません.
あたらしい世代の2SC6145A/2SA2223Aは秋月にはなく,
Digkeyにあります.ちょっとお高いです.
終段のバイボーラトランジスタを選べるのは,東芝,サ
ンケン,Onsemiあたりですね.
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - ヒロ@出先
2016/03/19 (Sat) 09:56:12
ところで10Wであれば、出力段はパラでなくてもシングルでも十分ですね。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 風
2016/03/19 (Sat) 21:54:01
福島の球使い 様、ヒロ 様
重ねてご助言、ありがとうございます。
福島の球使い様、昨日から今日にかけて、サンケンのLAPTを調べているうちに、サンスイの歴代のアンプを調べることまでしてしまいました。当方はサンスイに子供のころから憧れていて、なんとか最後のAU-707NRAを新品で買って、今でも大事に使っています(今はサブ機としてですが)。NM-LAPTは現状ではないようですが、2SC2837/2SA1186は性能もよくちょうどいいパワーTrですね。これを使いたいなと思い始めています。ご紹介いただき、ありがとうございます。性能に拘りすぎて、ギリギリで製作しないこと、肝に銘じます。
ヒロ様の言われるとおり、パラでなくシングルでいく選択肢も考えていました。ただ、意味もなく不安で…。本当に浅知恵ですが、「海軍のパイロットは双発エンジンを好む」みたいな感じです(全然例えにもなりませんが…)。市販品でもシングルのものはたくさんあるのは分かっているのですが、パラでいきたいなぁと今のところ思っております。
最後に一つだけご質問をさせてください。小電力Trは安いのでまだいいのですが、パワーTrは1個数百円なのでペアリングするにはかなり金銭的に痛いです。みなさんどうされているのでしょうか。お教えいただけますと幸いです。重ねての質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - ヒロ@出先
2016/03/20 (Sun) 06:40:26
終段のNPN-PNPのペアリングはランクを合わせる程度で、具体的にhFEの測定まではしていないです。終段はアンプの負帰還回路の中で鈍感な部分でしょうから気にしていません。
もう一つのパラ時のNPN-NPNあるいはPNP-PNPのペアリングもありますが、こちらの方が重要かもしれません。VbeとIcの特性が僅かに異なると小出力領域では均一な動作ができずパラの効果がでません。そのためエミッタ抵抗をできるだけ大きな値にしてTrの特性のばらつきを吸収するようにした方がいいかもしれません。
10W程度だと出力電流は最大で1.5Aですから、片TRの受け持ちが0.8A。電源電圧の余裕もありそうですから1~2Ω以上といった高めの抵抗でも大丈夫でしょう。
Re: 高精度パワーアンプのトランジスタ選択 - 風
2016/03/20 (Sun) 08:55:40
ヒロ 様
ご回答くださり、ありがとうございます。
正直、同じものどおしでのペアリングは頭にありませんでした。お恥ずかしい限りですが勉強になりました。エミッタ抵抗での調整という手があるんですね。ペアリングされたものを購入するしかないのかなと考えていましたが、いろんな工夫があるということを知りましたので、ゆっくり検討しながら部品を決めていこうと思います。
親身にご回答をくださったヒロ様、福島の球使い様、本当にありがとうございました。部品選びは悩みますが、同じくらい楽しいものですね。初めてのパワーアンプ製作、楽しみながらやりたいと思います。